マイナス金利とは銀行の金利や国債の金利がマイナスになること?

アカデミック

 1)マイナス金利とは?

日銀によるマイナス金利の導入が発表され、マイナス金利って何だろう。そう思った人はたくさんいるのではないでしょうか。

マイナス金利とは、銀行が日銀に預けている当座預金の金利がマイナスとなることを言うのです。

銀行が利益を得るために日銀にお金を預けて運用をしているのですが、その利率がマイナスになることを、マイナス金利といいます。

 

2)マイナス金利によって銀行の金利や国債がマイナスになるの?

・銀行の金利がマイナスになるの?

私たちがマイナス金利という言葉を聞いて心配するのが銀行の金利や国債の金利がマイナスになってしまうこと。「安心して下さい!マイナスにはなりませんよ!」今現在預けている預金の利率がマイナスになってしまい、損をしてしまうことはありません。

しかし、マイナス金利導入により銀行預金の金利が低下する可能性は十分にあります。実際に預金金利を引き下げた金融機関もあります。

逆によいところを言えば、住宅ローンなどの貸出金利も金利が低下しているためお金を借りやすい状況になっています。

 

・国債の金利がマイナスになるの?

10年物国債の平均利回りである長期金利が史上初のマイナスという話題がありますが、私たちが持っている国債の利息がマイナスになるということではありません。ここでは、あくまでもマイナスになるのは現在購入した場合での国債の利回りです。

利回りとは購入から償還までの最終的な利益となります。既に持っている国債の額面金額や減ったり、年利子がマイナスになることはないので損をすることはありません。

しかし、安全な金融商品である国債の人気が高まっているため、購入価額は上昇しており、現在購入し満期まで保有して償還した場合には、利回りがマイナスになってしまいます。

 

3)マイナス金利が私たちに与える影響

 ・銀行の預金金利

まず気になるのが銀行の預金金利ではないでしょうか。冒頭でも触れましたけれども、銀行の普通預金の金利や、定期預金の金利がマイナスになることはありません。しかし、マイナス金利の影響により、各金融機関は大幅に金利を引き下げています

2016年2月19日現在では、東京三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行などのメガバンクが普通預金の金利を0.001%に引き下げている

 

・住宅ローンの金利など

マイナス金利によって私たちのメリットとなっているのは住宅ローンなどの貸出の金利です。メガバンク中心に住宅ローンの金利を下げ始めている。貸出金利の引き下げは私たちの消費活動を促進させます。既に住宅ローンを組んでおり、変動金利を選択している方にとっては、貸出金利の引き下げによる恩恵を実感してるのではないでしょうか。