今回は5K iMacにLGの4Kディスプレイを接続し、4K解像度かつ60ヘルツで利用するための設定と方法を紹介していきたいと思います!
4K外部ディスプレイなどお持ちの場合、正しい接続を行わないと、機能を発揮しきれません!!
外部ディスプレイのイロハ、接続ケーブル、高パフォーマンスを発揮するための全ては以下に!!
この記事の目次
外部ディスプレイの解像度とは?5Kや4K、FullHDの違い
- 5K=5120×2880(ピクセル)
- 4K=3840×2160(ピクセル)
- FullHD=1920×1080(ピクセル)
ざっとこんな感じです。
ディスプレイの中にこれだけのピクセルが詰まっている感覚で大丈夫です。
解像度といえば、こんな感じをイメージしてもらえれば、とりあえずはOK!

インチとは?外部ディスプレイやPCを選ぶときのインチの考え方

- 1インチ=25.4mm
- 5K iMac 27インチ=685.8mm
- 4K iMac 21.5インチ=546.1mm
- Mac Book 12インチ=304.8mm
これはパソコンに限らず、テレビなどでも一緒ですね!
先ほど解像度の話をしましたが、インチと解像度は全く違うので、ここに注意する必要があります。
例えば、 21.5インチの4K iMacと、57インチの4Kテレビ、同じ4Kなのでピクセル数はもちろん変わりません。
しかし、21.5インチの3840×2160と、57インチの3840×2160では、単純に密度(解像度)が違います。
前者の方が密度が細かく、後者の方が密度が荒いです。
もう一つ、注意があります。
画面を見る距離に注目する必要があります。先ほど、後者の方が密度が荒いと言いました。
しかし、57インチはかなり、離れてみますよね?
すると、どうでしょう。荒さは分からないはずです。
一方で21インチのパソコンはすぐそばで操作しますよね。
用途や見る距離、解像度など、様々な条件を考えた上で、ディスプレイのサイズを考えることをおすすめします!
リフレッシュレートとは?外部ディスプレイ接続時に大切なヘルツ数

- リフレッシュレート=1秒間に何回画面が書き換えられたか
- ヘルツ(Hz)で表示される。1秒間に50回書き換わった場合、50ヘルツ(Hz)と表現する
ディスプレイの標準的なリフレッシュレートは60ヘルツ、ゲーミング用などで120ヘルツや240ヘルツに対応しているディスプレイもあります。
外部ディスプレイが60ヘルツで表示する能力があっても、60ヘルツで表示できないことがあります。
外部ディスプレイの接続方法が大きく影響します。
外部ディスプレイの接続方法、HDMIやDisplayPortについて
外部ディスプレイの接続方法、かなり大事なんです。
実はディスプレイの能力とは別に、インターフェース規格と呼ばれる接続方法にも表示能力があります。
つまりは、4K表示をさせたい場合、ディスプレイが4K対応、接続方法も4K対応の必要があるのです。
DisplayPort 1.0&1.1
2560×1440=60ヘルツ
3840×2160=30ヘルツ
DisplayPort 1.2
2560×1440=165ヘルツ
3840×2160=75ヘルツ
5120×2880=30ヘルツ
DisplayPort 1.3
2560×1440=180ヘルツ
3840×2160=120ヘルツ
5120×2880=60ヘルツ
7680×4320=30ヘルツ
DisplayPort 1.4
2560×1440=180ヘルツ
3840×2160=144ヘルツ
5120×2880=120ヘルツ
7680×4320=60ヘルツ
HDMI 1.0 -1.2a
2560×1440=60ヘルツ
HDMI 1.3 -1.4a
2560×1440=120ヘルツ
3840×2160=30ヘルツ
HDMI 2.0 -2.0a
2560×1440=120ヘルツ
3840×2160=120ヘルツ
5120×2880=60ヘルツ
7680×4320=30ヘルツ
HDMI 2.1
2560×1440=120ヘルツ
3840×2160=120ヘルツ
5120×2880=120ヘルツ
7680×4320=120ヘルツ
10240×5760=60ヘルツ
4K LG Ultra HDディスプレイ(3840×2160)を5K iMacに接続してみた
今回接続する外部ディスプレイは、4K LG Ultra HDディスプレイ(3840×2160)
ディスプレイの能力としては、HDMI、DisplayPort共に4K60ヘルツで接続可能!
5K iMac側は、外部ディスプレイ接続用の専用端子が廃止されているため、USB Type-C端子を利用して接続を行います。
エレコム USB-C変換アダプタ C-DisplayPortでの接続は失敗

まずは、この変換アダプタを買って試してみました!
USB Type-C端子に、上記のアダプタ、Displayportのケーブルで接続。
その結果、大失敗でした。


高解像度としては1920×1080、そして30ヘルツの接続となってしまいました。
もちろん、解像感は悪く、さらに30ヘルツであるため、リフレッシュレートはかなり低く感じました。
さらに、外部ディスプレイの検出が不安定であり、繋げない状態がほとんどでした。
iMac、ケーブル、ディスプレイの能力に問題はないので、変換アダプタが問題であろうと思います。
この条件下での相性が悪かっただけの可能性もありますが、このアダプタは結果としておすすめできません。
ここで諦めるわけにはいかない・・・
Plugable USB Type C – DisplayPort 変換ケーブルは大成功

これが、大成功!
4K60ヘルツの接続ができました。さらに、安定性もバッチリ、ストレス不自由なく使える!


一週間利用しましたが、現時点ではなんの問題もなく、常に高パフォーマンスで使えています!
まとめ 5K iMacに4K外部ディスプレイを接続するには下調べが必要!
以上でご紹介してきたように、ディスプレイを接続するためだけでも、規格や方法が多数あります。
その接続の組み合わせを間違えると大失敗してしますので、この記事を参考にしてください!
大成功なのは、こちらの組み合わせでした!
4K LG Ultra HDディスプレイ(3840×2160)
Plugable USB Type C(USB-C) – DisplayPort 変換ケーブル
5Kや4Kなど高解像度ディスプレイの場合、ドッドバイドッド(1ピクセルに対して1ピクセル)の表示だと細かすぎて小さすぎて見えない状態になります。
なので、実際には擬似解像度、スケーリング、などと称して、複数のピクセルで1ピクセルの表示をしたりします。
例えば、5K iMacは5120×2880ですが、擬似解像度で2560×1440で表示しています。
これはすなわち、横2ピクセル、縦2ピクセル、計4ピクセルを使って1ピクセルを表示させています。