この記事の目次
1)写真現像とは?モノクロ写真の現像について
*フィルムカメラとデジタルカメラ
現代ではデジタルカメラが主流となり、すっかりフィルムカメラを目にすることはなくなりました。 私は写真を撮ることが好きなのでカメラを所有していますが、撮影に出かける時はフィルムカメラもデジタルカメラも持ち出します。フィルムカメラで撮影したモノクロ写真にしか味わうことができない魅力があるのです。
*フィルムカメラの写真現像
使い捨てカメラを一度は使ったことがあるのではないでしょうか。撮影後はフィルムの写真現像をお店にお願いして、ネガと写真を受け取りますよね。フィルムカメラでは写真現像をする必要がありますが、実は家でもモノクロ写真の写真現像をすることができます。家で行う写真現像を自家現像と呼びます。
2)モノクロ写真の楽しみ方*写真現像からモノクロ写真を焼くところまで
お気に入りのフィルムカメラで撮影したフィルムを写真現像して、モノクロ写真を焼く。お店にお願いをするような作業まで自分でやってみませんか。撮影、写真現像、写真を焼く、3工程の作業を一貫して行うことでモノクロ写真がさらに楽しくなります。
3)写真現像の準備*モノクロ写真の現像に必要なもの*
*自家現像で用意するもの
- 35mmモノクロフィルム
- 現像タンク、 リール
- 温度計(液温計)
- ポリビン・ビーカー
- 栓抜き(フィルムからネガを取り出すため)
- 現像液
- 停止液
- 定着液
*35mmモノクロフィルム(撮影したもの)
35mmのモノクロフィルムであればなんでも大丈夫です。
以下のフィルムが有名です。
FUJIFILM ネオパン100ACROS
Kodak コダックプロフェッショナルフィルムT-MAX
*現像タンク、リール
LPLの現像タンク、リールが代表的です。
他の会社の製品もありますが、LPLの製品を使用しておけば間違いないと思います。
*温度計(液温計)
ETSUMIの液温計を使用してます。写真現像用品として販売している為扱いやすい製品となっています。温度を計る事ができれば何でも大丈夫です。
*ポリビン・ビーカー
ETSUMIのポリエビンを使用してます。写真現像用品として販売している為扱いやすい製品となっています。各薬品を入れる関係で2ℓ×3本と1ℓ×2本必要です。ETSUMIのポリエビーカーを使用しています。1ℓ×3本必要です。
*栓抜き(フィルムからネガを取り出すため)
栓抜きならなんでも良いのですが、家の栓抜きの併用は衛生的に控えたいので新しいものをご用意ください。個人的に様々なシーンで利用しているオープナーがありますので、マーナ G+ らくらくオープナー K100を紹介しておきます。
4)写真現像に使用する現像液等の薬品について
写真現像では、現像液を用いてモノクロフィルムの現像を行い、停止液で現像を停止し、定着液で定着させるという手順を踏みます。
現像液等の薬品には各メーカーの様々な種類がありますが、初めての際には分かりやすいFUJIFILMの薬品を用いて紹介します。
*写真現像に使用する現像液
現像液(FUJIFILM スーパープロドール)
*写真現像に使用する停止液
停止液(富士酢酸50%)
*写真現像に使用する定着液
定着液(スーパーフジフィックス)
5)写真現像によるモノクロ写真の楽しみ方
以上で自家現像の準備が整います。撮った写真をお店にお願いして出来上がりを待つ、自ら写真現像して焼き込むとでは楽しさに雲泥の差が出てきます。ぜひ、モノクロ写真の自家現像に挑戦していただきたいです。
次回では、「【写真現像】モノクロ写真の自家現像 *(2)現像の準備編*」にて、写真現像の方法をご紹介いたします。