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ギターの弦は緩めるべきなのか?緩めないべきなのか?の論争
ギターを持っている人が必ずぶち当たる永遠のテーマとして「ギターの弦は緩めるべきなのか?緩めないべきなのか?」がある。
実はこのテーマについてはかなり賛否両論があり、人によって考え方が様々であるため、緩めるべきなのか?緩めるべきでないのか?は人によって見解が異なる。
ギターの弦は緩めるべきなのか?緩めないべきなのか?それぞれの立場からの意見
*緩めるべき派意見
例えばエレキギター弦のライトゲージ(10-46)では張力が約45kgかかっているため、ネックに対してかなりの負荷がかかっている。演奏していないときは緩めることで張力によるネックへの負担を軽減すべきという意見。
*緩めないべき派意見
ギターのネックは弦の張力による負荷がかかることを想定して作られているため、構造上ギターの弦は緩める必要がないという意見。
楽器屋の従業員さんによる見解
だいたいどこの楽器屋の従業員さんも軽く緩めておいた方がいいですよと言う。それはやはり、「張力によるネックへの負担を軽減するため」である。
*弦の張力によりギターが損傷した例
そもそも、ギターの弦を張っているポイントは、ヘッドとネックの境界のナット、ボディにあるブリッジの2箇所である。今回の事例はアコースティックギターであるが、弦の張力によりボディのブリッジが浮いてきてしまっているという。もちろん、ブリッジの部分が浮いてしまえば全体的に音程も悪くなってしまう。

ギターの弦は緩めるべきなのか?緩めないべきなのか?の答え
*ギターの弦はお使いのギターと弦に合わせて緩めましょう。
緩めないべき派の意見として、「ギターのネックは弦の張力による負荷がかかることを想定して作られている」とありますが、使用する弦によって張力がだいぶ違います。ですから、太い弦をしようすればするほど緩めてあげた方がギターには優しいですよね。
*僕はギターの弦を緩めません。
ギターに優しいので緩めましょうと言いましたが、僕は緩めません。なぜなら、ギターを弾くときにわざわざチューニングするのが面倒くさいからです。
ギターは弾きたい時にすぐに手にとって弾きたいんですよね。チューニングが面倒くさくてギターを触る回数が減るくらいなら、弦を緩めないで毎日触る方がギターを愛せるし、上達するのではないかなと思います。
ただ、長期保管や持ち運び時には緩めておいた方が、ギターを保管する上でのリスクは減らせるかもしれません。