友達が緊急入院して連絡が来た。
「2週間入院、1型糖尿病というやつで、一生涯食事前にインスリンを注射しないといけなくなってショックを受けている。」
友達は1型糖尿病を患った。
※たまにひりっとした情報も発信します。あらゆる人が閲覧した時に、有益になるような情報の提供を心がけます。
この記事の目次
1型糖尿病とは?2型糖尿病との違い
1型糖尿病とは?
何らかの原因により自己免疫によって、膵臓のβ細胞を破壊してしまい、インスリンが分泌されなくなる病気。食事前にインスリンを投与しなくてはならない。
先天性でも遺伝でもなく、原因は判明していない。毎年86,000人が発症していると言われている。
2型糖尿病とは?
遺伝的に糖尿病になりやすい人が、ストレスや肥満などの生活習慣をきっかけに発病します。
インスリンの分泌量やタイミングの悪化により、インスリンの効果が出にくくなる病気。
世間で言う糖尿病は2型糖尿病であり、糖尿病患者数の99%近くを占める。
1型糖尿病の症状
発症するのは子どもや若い人に多く、最初は風邪に似た症状が出ます。その後、のどが渇く、尿が多くなる、急激にやせるなどの症状があらわれてきます。放っておくとケトアシドーシスに陥るので、直ちに治療を受けてください。
引用元:Abbott
ケトアシドーシスとは?
インスリンは、ブドウ糖をエネルギーとして分解するときに必要なホルモン。不足すると、ブドウ糖の代わりに脂肪がエネルギー源として使われ、ケトン体という酸性物質ができます。「ケトアシドーシス」とは、このケトン体が血中に増え、血液が酸性化した状態。体のさまざまな働きが低下し、重症になると昏睡に陥ってしまう危険な症状です。
引用元:Abbott
インスリンと血糖値のバランス
インスリンが欠乏していると、血中の糖が分解されないため、血糖値が上昇する。
インスリンを投与すると、血糖値が下降する。
だから、インスリンを投与してから、食事をとります。この、バランスが崩れていると高血糖や低血糖になります。
過度な高血糖や低血糖は大変危険な状態に陥るので、血糖値の管理は怠ることができません。
糖尿病による合併症の危険
糖尿病で一番恐ろしいのは合併症と言われています。
- 目の病気(糖尿病性網膜症)
- 腎臓の病気(糖尿病性腎症)
- 末梢神経の病気(糖尿病性神経障害)
以上が糖尿病の三大合併症と呼ばれています。すべて、血管が関係する病気であり、様々な病気を引きを超す可能背があります。
定期的な検診や健康管理には人一倍気をつけなくてはなりません。
1型糖尿病で生活はどう変わるのか
インスリンの投与は欠かせませんし、合併症などを懸念する健康管理も欠かせません。病気とは付き合っていかなくてはなりませんが、普通の生活を送ることはできます。
結婚、出産、仕事、旅行もできます。気をつけなくてはならないことはありますが、うまく付き合って生活をすることはできます。
1型糖尿病は治らないの?
現時点では完治をさせる医療方法は確立されていないようです。しかし、医療の発展は著しく、移植や再生医療などで治る病気になる可能性はあります。
iPS細胞も期待の一つ、確かなことは言えませんが、よりよい未来を作ってくれると信じています。
最後に
ぼくは7回の入院と3回の手術をしているので、入院の苦しみや病気の大変さは自身で痛感しています。
同じ病棟の子が仲良くしてくれたのが嬉しかったし、親もほんとありがたい存在だと思った。
病気と一番戦うのは自身だけれど、周りの人は本当に支えになるし、励みになるし。
とにかく、病気とか入院とか、不安で心細い。
周りに話す、聞いてあげる。自分にできること、なんでもいいからしてみよう。