大学3年の秋、アメリカ西海岸へバックパッカーの旅に出た。
リュック一つ持って、南はグランドキャニオン、北はシアトルの縦断をしました。
旅に対する憧れがあったんですよ。
リュック持って、自分の知らない世界へ行ってみたい。広大で圧倒的な自然を目にしたい!
そして、ついにヨセミテ国立公園に旅立ったのですが、そこには出逢いの物語がありました。
この記事の目次
ヨセミテ国立公園とグランドキャニオンへの憧れがあった
ぼくは普段から、山へ登ったりアウトドアが大好きなので、ヨセミテ国立公園やグランドキャニオンにはずっと憧れていたんです。
いつか行ってみたいなって。
大学3年生の秋、ぼくの恩師でもある大学の先生が院生だった時に、ペルーのマチュピチュにバックパッカーで旅をした武勇伝を聞きました。
そしてぼくは、その瞬間決意しました。すぐにでも憧れのアメリカへ行こう!
そして、思い立ったら行動せずにはいられない性格のぼくは、2週間も経たないうちにアメリカへ渡航してしまった!(真似はしないでください、旅は計画的に。)
ついに、アメリカ上陸!そして、ヨセミテ国立公園へ
サンフランシスコへ上陸して、いろいろな観光名所を経由しながら、ヨセミテ国立公園へ!
ぼくは、お金とか全然持ってなかったので(圧倒的計画不足)、ツアーは一切使わず、電車とバス、徒歩で移動していました。



アムトラックでマーセド駅まで行き、YARTS(ヤーツ)のバスでヨセミテまで行きました。
アムトラックの写真で振り向いている彼は、電車の乗り方も降りる駅もよく分からないぼくを優しく案内してくれたいい人です。本当にありがとう。さらば!

ヨセミテバレー ビジターセンターで降りると、現地の情報を集めることができますので、スタートの拠点としておすすめです。
ヨセミテ国立公園は豊かな自然で溢れていて、めちゃくちゃ広大で圧倒的

こちららAppleのMac OS X Elcapitanで利用されているデスクトップの写真です。
これが実は、アメリカのヨセミテ国立公園にあるエルキャピタンという名所なのですよ!
ここはロッククライマーの聖地とも呼ばれていて、世界中からクライマーが集結しています。1000m以上もの高さがあり、一週間近くかけて頂上まで登るらしいですよ。クライミングすげえ!


ヨセミテ国立公園はこんな具合に、圧倒的な自然で心が踊るのですが、なめていた。
ほんと、なめていた。広すぎて、行きたいところにいけねえ。
ヨセミテの中で無料の観光バスが巡回しているのですが、行きたいとこに行くのにはクソ歩いたり、車が必要だったりするんです。
なので、行きたいところを絞って行動することにしました。
ヨセミテ国立公園のミラーレイクを目指して、そして出逢った

http://www.geocities.jp/magohisa2004/A20_1.htm 引用
ミラーレイクってすげえきれいそうだし、ミラーレイクに行くことにした!
近くのバスの停留所からひたすら歩く。片道約2kmほど、30分くらい歩かないうちに着くかと思っていたのですが、全然ミラーレイクがない。
ひたすら歩き続けること1時間くらい。いい加減あきらめようと思った。
とりあえず、すれ違う人に尋ねてみた。
ぼく「ミラーレイクに行きたいのだけど、どこにありますか(不出来な英語)」
かれ「ずいぶん前に通った平野がミラーレイクだよ、今は時期が悪いから湖に水がないんだ(不出来な翻訳)」
ミラーレイクは春の雪解けに起こる現象で、秋には水がなかった!
実際の様子がこれだ!ワン、ツー、スリー!

これをみてミラーレイクだと思える心の広さは持ってなかったです。
ああ、広くてきれいだなと思って写真を撮っていました。下調べ不足!
ミラーレイクがないと分かり、かれと引き返すことになりました。
ずいぶん歩いたので、引き返す時間も長く、たくさんお話をして分かったことがいくつかあります。
- かれは韓国人、仕事の関係でカリフォルニアのサンノゼに住んでいる。
- 以前、仕事で日本にも来たことがある(日本語かなり上手)
お話する中で、意気投合したこともあり、こんなお話を切り出してくれました。
かれ「おすすめの絶景ポイントに夕焼けを見に行くんだけれど、一緒に行くか?」
ぼく「Really!? めっちゃ行きたい!いく!」
知らない人についてっちゃいけないと小さい頃教わりましたが、ついてくことにしました。
一度宿に戻ってご飯を食べてから行くということで、レストランに集合になりました。
この時、興奮と不安と期待でいっぱいでした。
ヨセミテ国立公園の有名な絶景ポイントに連れまわしてもらった

こちらはトンネルビューという絶景スポットで、左にはエルキャピタン、奥の方にはハーフドームが見えます!とても歩いて行ける場所ではないです。



こちらも超有名!ヨセミテ国立公園のハーフドーム!
ハーフドームを一望できるこのグレーシャーポイントは、ヨセミテ渓谷から離れており標高もかなり上がるが、クソおすすめ。
ヨセミテの断崖絶壁は約100万年前の氷河期がつくりあげたモノで、歴史を感じると共に自然の脅威に息をのみます。ごくん。


こちらは、とある写真家が撮っていた有名な枯木らしです。その写真家の名前を忘れてしまって、調べられない。
わかる方がいたら教えて下さい!



そして、夕焼け。
たまたま、ヨセミテ国立公園で出会った、見ず知らずの青年にこんな美しい夕焼けを見せてくれました。
ヨセミテの数々の絶景を案内してくれた。
ぼくは彼に出会わなかったら、ヨセミテの美しい景色は見れなかったので、本当に感謝してもしきれません。
ヨセミテ国立公園で会った人は、ぼくの憧れのGoogleの方だった

この日は半日以上共に旅を楽しみましたが、たくさんの話をしました。
かれ「これからの旅の計画は?これからどうするの?」
ぼく「ヨセミテ国立公園を後にしたら、ロサンゼルスを経由してグランドキャニオンに行って、シアトルの方まで目指すんです。」
かれ「シアトルまで行くのなら、フェニックスから飛行機で行ったほうがいいよ」
ぼくは、アムトラックで行くつもりだったのですが、飛行機の方が時間も短縮できる上に安い!ということも教えてもらったのです。
さらに、かれの宿の部屋に連れて行ってもらい、macで便まで調べてくれました。
「もしきみが日本に帰れないことがないように、なにかあったら連絡して」と名刺をいただきました。
Google inc.
software engineername:** **
****@google.com
Google inc.
まじか、グーグルっすか。
ぼくが大好きなグーグルのエンジニアさんだったのです。
検索エンジニアの方で、検索した時に右上に出る、情報を集約してるボックスとかつくってるんだそう。
仕事ができる人は、遊びもできるんですね。しかも、めちゃくちゃ優しいし、いい人だ。
ぼくもそんな人間になりたいって、まじで思いました。 ほんと、ありがとうございました。
アメリカ西海岸のバックパッカーの旅ではたくさんの人に出逢いました
アメリカ西海岸で旅をした中で、たくさんの人に出会いました。
アムトラックやバスで隣に座った人が降りる駅を教えてくれたり、街をふらふらして道に迷っている時に案内をしてくれたり、カメラのシャッターを押してくれたり。
こちらが困っていると気づいて声をかけてくれるんですよ。すげえ優しい国。
アメリカはキリスト教だから、基本的に人には親切にするみたいです。
圧倒的に人がたくさんいるから、凶悪犯罪もあり悪い印象もあるかもしれません。
でも、実際は違いました。圧倒的に優しい人が多いです。穏やかな心を持った人がたくさんいる国でした。
これは、実際に足を運んで旅をしてみなきゃ分かりませんでした。旅の収穫の一つです。
なにより、Googleの方には本当にお世話になりました。
ぼくもこんな人間になります。ありがとうございました。